2024.05.23
こんにちは、シネジックです!
今回は住宅のあらゆる箇所に使用されている「ネジ」がどのような工程で完成するのかを
大公開します!
是非ご覧ください!
まずは原材料です。
写真のように、線材と呼ばれる細くコイル状に巻かれた鋼材が高炉メーカーから運ばれてきます。
線材の受け入れが完了したら次は「伸線」という作業です。
これは先ほどの線材を伸線機と呼ばれる機械を通して伸ばし、
線径を必要な太さまで伸ばしながら細くする作業です。
先ほど伸ばした線材に熱を加えて加工しやすい状態にします。
次に酸性の処理液に線材を浸けて、汚れを落とします。
加工の前に再度伸線を行い、線径を調整します。
ここでは専用の金型で線材を圧造して、ネジの長さ、頭の形(ビット穴や刻印)を作ります。
↓こんな感じ
ネジの刃先を作る工程。頭部と同様に専用の金型で圧造します。
↓こんな感じ
専用の金型にネジを押し当てて転がすことでネジ部分を作る工程。
⑧までで加工したビスを熱処理を行い硬さを持たせる工程。
シネジックの焼き入れ処理は粘りを持たせるために特殊ですが、企業秘密なので内緒です!
ネジは鉄でできているのでそのままだと錆びてしまいます。
その錆びを防ぐために、ネジに合わせて様々な種類の被膜処理を行い、ネジの完成となります!
いかがでしたか?
普段はなかなか知ることのないネジの製造工程をイメージしていただけたのではないでしょうか?
普段何気なく使っているネジ1本もたくさんの工程を経て出来ていることを
知っていただけたら幸いです!