2014.12.05
こんにちは!ネジ2号です。
今回はネジリーナさんのブログにもあった「青蓮院 青龍殿」をご紹介します。いろいろなメディアで取り上げられているのでご存知の方も多いかもしれませんね。
注目は北側に張り出している舞台なのですが、大きさがあの清水寺のなんと5倍!1050㎡もの大きさになります。それをしっかりと支えているのが杉無垢材でできた架構です。
RCの柱から片持ちで張り出している部分は方杖トラス構造です。片側に13.5m出ているので合せて27mもの床を支える事になりますね。(別の構造で構成されている床もあります)
このRCの柱が11本並んでいて合せて690㎡もの床を支えているのです。実施設計を行ったM’s設計さんによるとこの方杖トラスだけで110㎥もの木材を使っているのだとか。圧巻です。
まん中あたりに小さく見える平なところが舞台ですが…近くまで行くととにかく大きい!!
舞台を支えるトラス架構。RCの柱から張り出しています。角度を変えてみました。柱の反対側にも同じように張り出しています。
使われた木材はすべて杉の無垢材で、長さも基本的には6mの規格材とのこと。これを一般的に流通している金物やビスで接合しています。
…そうなんです。構造部分に金物だけでなく「ビス」も使われているんです。
今回は建築物のディテールの一部をご紹介しましたが、次回はビスがどのように使われているのかご紹介しますね。どうぞお楽しみに!
今回使用したのはコチラ♪ パネリードX
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