2015.08.10
こんにちは!ネジ男爵です。
以前ご紹介したCLTの現場が完成しました。
今までは木材を建築で利用するために、丸太を加工して棒状(柱や梁)や板状(合板)にしてきました。
在来工法や2×4工法といったものですね。
そこにCLTという新しい使い方が出てきた訳です。
CLTは棒と板の良いところを合わせ持った、板状の棒、とでも言えるでしょう。
copyright (c) 鍋野友哉アトリエ/TMYA
この建物には、その特徴が良く現れています。
まず最初に、建物の2階部分が何の支えもなく、大きくせり出していることが目を引きます。
通常は工夫を凝らして実現するものなのですが、棒でもあり板でもあるCLTをつかうと簡単に実現できてしまうのです。
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また、棒でもあり板でもあるCLTは圧倒的な木質感を持った材料です。
それを使うだけで、建築物に木の存在感を持たせられる材料なのです。
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もちろん良いところばかりではなく、もっと工夫しなければならないことも沢山あります。
しかし、その可能性からは目をそらすことができません。
今回使用したのはコチラ♪ パネリードX パネリードⅡ⁺ コンフィット
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